ゆっくり急げ

ゆっくり急げ

ヤマザキマリ

出版社:中央公論新社 出版年月日:2026/09/07

中央公論新社 | 2026/09/07

4.38
本棚登録:18人

みんなの感想

感想

ヤマザキマリのエッセイ集を読むのは初めてでしたが、これは本当に面白い一冊ですね。漫画家としての活動だけでなく、人生そのものをどう捉えているかが随所に表れていて、新社会人の自分にはかなり刺激になりました。 イタリアと日本を行き来する生活の中での出来事、家族との関係、キャリアの変化といった多様なテーマが66篇に凝縮されています。特に印象的だったのは、人生の不確実性をポジティブに受け入れる姿勢。予想外のことが起こるからこそ面白いという視点は、これからの人生で何度も思い出すだろう気がします。 一つ一つのエッセイが短いので、通勤時間や休憩時間にちょうど良いペース感で読み進められるのも魅力。また、文章のセンスがよく、ユーモアと深さのバランスが絶妙です。著者の幅広い経験から学べることが多く、自分の進むべき道を考える時間も作ってくれました。社会人になって少し不安な時期ですが、この本のおかげで前を向きたくなりました。

感想

ヤマザキマリさんって漫画家として有名だけど、このエッセイ集を読んでみたら本当に人生観が素敵だなって思った。イタリアと日本を行き来する生活、息子さんの成長、ペットとの別れ、パンデミック中の日常のドタバタ……いろんなエピソードが詰まってるんだけど、どれも「人生は思い通りにならないことで溢れている。だから面白い」っていうタイトルの言葉そのままなんです。 高専生の私から見ても、大人ってこんなに前向きに人生を楽しめるんだ、っていうのがすごく新鮮でした。失敗とか悲しいことがあっても、そこからどう考えるか、どう進むかっていうのが66篇のエッセイで自然に伝わってくる。漫画家っていう特殊な職業だからこそ見える世界もあるんだろうなって。 短編形式だから、ちょっとした時間に読めるのもいいポイント。今後の人生や進路について考える時間が増える時期の私には、この本の「ゆっくり急げ」っていう哲学がけっこう心に残った。大人になるまでに何度も読み返しそうです。

感想

ヤマザキマリのエッセイ集が話題になっていたから手に取ってみた。漫画家として30年のキャリアを持つ著者の人生観が66篇に凝縮されているんだけど、これが本当に面白い。 イタリアと日本を往き来しながら、息子の成長、愛する人たちとの別れ、パンデミック下での日常ーー誰もが経験するような出来事なのに、著者の視点を通すとこんなにも味わい深くなるんだと驚かされた。特に印象的だったのは、人生の予測不可能性を受け入れながらも、そこに喜びを見出す姿勢。「思い通りにならないことで溢れている。だから面白い。」という言葉に、新社会人として揺らぎやすい自分の心が救われた気がする。 文章のテンポも絶妙で、短編だからちょこちょこ読みできるのも実務が忙しい今の生活にぴったり。漫画家としての経験から来る視覚的な表現も豊かで、読んでいて引き込まれる。人生について考えたい時、ちょっと疲れた時、この本を開くだけで心がリセットされる感じがする。働き始めたばかりの人こそ読むべき一冊だと思う。

感想

ヤマザキマリさんの名前は存じていましたが、このエッセイ集で初めて彼女の人生観に真摯に向き合うことになりました。 イタリアと日本を舞台に、人生の喜怒哀楽をこれほどまでに素直に、そして知性をもって綴られた文章は本当に稀です。息子さんの成長記や愛する者との別れ、パンデミック下での夫婦喧嘩まで、どの篇も「生きることとは何か」という根本的な問いに直結していて、読むたびに深く考えさせられました。 特に印象的だったのは、タイトルの「ゆっくり急げ」という言葉が体現する矛盾性です。人生は計画通りにはいかないからこそ面白い、という著者の達観した視点が、同じ世代の人間として心に響きました。六十六篇もあるのに、一篇一篇が鮮烈で、どれを読んでも新しい視点が得られる。 長年ボランティア活動に携わってきた私も、多くの人生の悲喜こもごもに出会ってきましたが、こうして言葉にしてみる大切さをあらためて感じさせてくれた良書です。人文書好きならぜひ手に取ってみてください。

感想

ヤマザキマリのエッセイ集を読み終えて、思わず深呼吸をしてしまった。彼女の人生の濃密さに圧倒されたからだ。 イタリアと日本を往き来し、漫画家として30年、そして妻・母・娘として幾多の喜怒哀楽を経験してきた著者の言葉は、単なる自叙伝ではなく、人生そのものへの深い思索に満ちている。特に印象的だったのは、予測不可能な出来事ーーパンデミック、愛する者の喪失、予期しない引越しーーをいかに受け入れ、そこから何かを創造していくかという姿勢だ。 「人生は思い通りにならないことで溢れている。だから面白い」という冒頭の言葉が、66篇を貫く哲学として機能している。フリーランスとして生きる私にとって、予測不能性は日常であり、時には恐怖の源にもなる。しかし、著者のように知的で誠実に、その状況と向き合う姿勢に深く共感した。 軽妙で知的なユーモアも秀逸。人文書や思想書を好む読者ならきっと満足する一冊だ。

感想

ヤマザキマリさんのエッセイ集、話題になっていたから手に取ってみました。漫画家として30年のキャリアを持つ著者の人生模様が、66篇の短編エッセイで綴られています。 印象的だったのは、著者の「人生は思い通りにならないことで溢れている。だから面白い。」というスタンスです。息子さんの成長、家族との別れ、引越し、パンデミック、日本への長期滞在など、誰もが経験する人生の転機を、著者はユーモアと洞察でもって語っています。イタリアと日本を行き来する独特の人生観が、とても素敵に感じられました。 短編なので、通勤時間やちょっとした休憩時間に読むのにぴったり。時には笑わせられ、時には考えさせられ、時には共感できる。パート勤務で忙しい日々の中でも、著者の言葉から人生を肯定する力をもらった気がします。エッセイという形式だからこそ、著者の声が生き生きと伝わってくるんでしょう。最近読んだ本の中でも特に心が温かくなった一冊です。

感想

ヤマザキマリのエッセイ集を読みました。正直、最初はエッセイって退屈そうだなって思ってたんですけど、これめっちゃ面白い! イタリアと日本を行き来する漫画家の日常が描かれてるんですが、愛猫の話とか、息子の成長記とか、パンデミック中のドタバタとか、どれも身近で親しみやすいんですよ。自分は漫画やライトノベルばっかり読んでるから、エッセイってどうかなって不安だったけど、すぐに引き込まれちゃいました。 何がいいって、著者の視点がめっちゃ面白い。世界的な漫画家だからこその経験や考え方が詰まってて、人生ってこんなに豊かでいいんだ、って感じさせてくれるんです。タイトルの「ゆっくり急げ」っていう言葉も、焦りながらも人生を大事にする感じが伝わってきます。 短編形式だから、気軽に読めるのも最高。むしろ漫画を読むみたいな感覚で、ちょこちょこ読み進められるし。最後まで一気読みしてしまいました。大人だけじゃなくて、高校生の自分でもグッときました。

感想

ヤマザキマリという名前を知ってはいても、実際の作品を手にするのは初めてだった。話題の著者による最新エッセイ集ということで、最近の動向をキャッチするつもりで手に取ってみた。 イタリアと日本を股にかけた独特の人生経験、息子の成長や家族との別れ、パンデミックでの日常など、多彩なテーマが66篇に詰め込まれている。執筆活動、漫画家稼業三十年という経歴からは、相当に濃密な内容が期待できるはずだ。実際に読むと、その背景や人生経験の豊かさは伝わってくる。異文化間での視点は新鮮である。 ただ、エッセイ集という形式の宿命かもしれないが、個々の篇が短く、せっかくの話題が表面をなでるに留まる印象が拭えない。もう少し深掘りされていれば、という思いが残る。新しい本として話題性は確かにあるが、読んだ後に心に深く刻まれるようなエッセイには出会えなかった。 肩の力を抜いて読むにはいいかもしれない。ただ、大きな感動や新たな視点を求める読者にとっては、可もなく不可もなく、といったところが正直な感想だ。

感想

ヤマザキマリさんの最新エッセイ集を読み終わりました。話題作ということで手に取ったのですが、期待以上の充実感が得られました。 イタリアと日本を行き来しながら、漫画家として30年のキャリアを重ねてきた著者だからこそ書ける、人生の味わい深さがこの一冊に詰まっています。息子さんの成長、愛する人やペットとの別れ、パンデミック下での家族との葛藤ーー誰もが経験し得る「思い通りにならない」出来事の数々が、著者の筆を通すと、こんなにも愛おしく、ユーモアに満ちた物語へと変わるのです。 特に印象的だったのは、人生の転機を軽妙洒脱に語りながらも、その奥底に流れる深い思考と感受性です。また、イタリアと日本の文化的違いについての考察も興味深く、私自身の人生経験と照らし合わせて考えさせられました。 55歳という人生の折り返し地点にいる私にとって、この本は「これからをどう生きるか」というヒントをくれたような気がします。同年代はもちろん、すべての世代に読んでほしい珠玉のエッセイ集です。

感想

ヤマザキマリさんのこと、どんな人なんだろう?という興味から手に取った一冊です。漫画家として著名ですが、エッセイを読むのは初めて。そしたら、もうすっかりファンになってしまいました。 イタリアと日本を行き来する生活、息子さんの成長、愛猫との別れ、パンデミック下での夫との関係など、人生で誰もが経験する出来事なのに、ヤマザキマリの筆を通すと本当に味わい深く感じられます。「人生は思い通りにならないことで溢れている。だから面白い」というコピーの通り、困難さえも前向きにユーモアを交えて語る姿勢が素敵です。 40代だからこそ、人生経験に重ねながら共感できる部分も多いんでしょうね。子育てもひと段落し、これからの人生をどう歩むかを考える時期だからか、この本のメッセージが心に沁みます。さらっと読めるエッセイながら、深い思慮が感じられて、仕事・人間関係・人生設計について改めて考えるきっかけをもらいました。話題の本というだけでなく、本当に良い本に出会えた満足感があります。

感想

ヤマザキマリの名前は漫画業界で有名だったけど、こんなに深い思考を持った人だとは知りませんでした。このエッセイ集を読んで、その多才さと人生への向き合い方に完全にやられてしまいました。 イタリアと日本を行き来する生活の中で起きた、喜びも悲しみも、すべてが等しく価値のある経験として描かれている。特に印象的なのは、人生が思い通りにいかないことを「だから面白い」と言い切る姿勢です。新社会人として会社生活を始めた自分にとって、これって本当に大事な視点だなって感じます。 66篇という適度なボリュームで、一篇一篇が短くまとまっているから通勤時間にも読みやすい。それでいて、子どもの成長、親の死、家族との葛藤といった普遍的なテーマが丁寧に織り込まれている。漫画家としての30年のキャリアを背景にしながらも、けっして専門的な内容に偏らず、誰もが共感できる話ばかりなんです。 最近SNSでも話題になっていたので手に取ったんですが、期待以上でした。今、自分の人生設計について考え直したくなる、そんな一冊です。

感想

ヤマザキマリのエッセイ集を手に取ったのは、彼女の漫画作品『テルマエ・ロマエ』が好きだったから。でも実際に読んでみると、小説とはまた違う魅力に引き込まれました。 イタリアと日本を行き来する人生、息子の成長、家族との別れ、パンデミック中の日常など——どれもとても個人的で、でもどこか普遍的な出来事ばかり。特に、人生が思い通りにならないことで溢れているからこそ面白い、という彼女の視点がいいんです。私たち中年世代が経験する、諦めと受け入れの先にある前向きさが詰まっている。 一篇一篇が短いから、仕事で疲れた日の夜も気軽に読める。それでいて、ふっと立ち止まって人生について考えさせられるような深さもある。漫画家として30年のキャリアを持つ人だからこその、デッサン的な観察眼と表現力が光っています。 完璧さを手放してゆっくり急ぐ——その言葉の響きが、今の私には心地よく感じられました。もう一度読み返したい一冊です。

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