殺人鬼にまつわる備忘録

殺人鬼にまつわる備忘録

小林泰三

出版社:幻冬舎 出版年月日:2018/10/10

幻冬舎 | 2018/10/10

4.00
本棚登録:4人

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感想

田村ニ吉 雲英光男 記憶を植え付ける能力がある 岡崎徳三郎 北川京子 話し方教室講師 警告! 自分の記憶は数十分しかもたない。思い出せるのは事故があった時には自分の筆跡でいろいろ書いてある。殺人鬼と戦っていると。 雲英は自分を駅で押した男に復讐でホームから蹴り落とした。逃げた喫茶店で変な男とあう。能力がうまく作動していない。変な男がニ吉。ニ吉は健忘症なのに雲英がずっと店にいたことだけは覚えている。違和感。 ニ吉は雲英の痴漢を目撃。雲英は能力で犯人をでっち上げ。一部始終を見ていてなぜ雲英を捕まえた男が加害者になったのか疑問を抱く。 マンションでトラブル、男性が階段から転落死。雲英の犯行。記憶が改竄される。 京子とニ吉のもとに染谷と名乗る記者。偽名の雲英。雲英は近づいてきてる。ニ吉は殺人鬼と戦っている。 雲英に対応するためカメラを準備。雲英の顔を撮影。 健忘症のニ吉に雲英の能力は効かない。 雲英と話しているときに若者と肩がぶつかりトラブル。なんとかしようとする。若者古田隆一の別荘で示談しようという流れ。別荘につき雲英に買い出しを頼まれる。不審に思いニ吉は近くの人らと戻ると雲英は古田を殺害しようとしていた。古田は一命を取りとめた。 古田を使い、雲英の犯行を隠しカメラで撮影する計画を練る。 古田を使うも雲英に気づかれ、 詰め寄られる。病気に、気づかれる。 雲英を撮影したメディアをもって逃げるも、追いつかれ、ナイフで刺される。メディアを壊される。しかし全て計画のうち、北川が映像をアップロード。雲英にナイフで刺されるも徳三郎が助けにくる。雲英を取り押さえる。計画は徳三郎と一緒に考えた。自身の病気すらも計算にいれた。雲英は自身の記憶を改竄し善良な人間になった?雲英は捕まる。 ニ吉の病気は治らず、妻と名乗る女性が現れる。 他の作品と繋がってるらしい。

感想

通勤電車での移動時間を有効活用したくて、手軽に読めそうな文庫本を探していたときに出合った作品です。 タイトルだけ見ると、ずっと重くてダークな内容かと思っていたのですが、想像以上に読み心地が良くて驚きました。エッセイと小説の境界線を行き来するような独特の筆致で、殺人鬼という一見すると難しいテーマを、驚くほど身近で親しみやすく描き出しているんです。 著者のアプローチが本当に興味深くて、単なる犯罪ノンフィクションではなく、人間心理への深い考察が随所に感じられます。仕事のストレスで頭が疲れているときでも、するっと読み進められるのが◎。各編が程よい長さで区切られているから、忙しい日々でも無理なく続けられました。 若干説教臭くなりかけるシーンもありますが、総じて大人が読むべき一冊だと思います。気軽だけど侮れない、そんなバランス感覚が好きです。文庫版も持ち運びやすいし、このレベルなら手元に置いておいて損なしですよ。

感想

最近、心理描写の深い作品に惹かれることが多くなったので、このエッセイを手に取ってみました。 タイトルから予想した以上に、冷静で緻密な観察眼に引き込まれました。著者がどのようなアプローチで題材と向き合うのか、正直なところ懸念もありながら読み進めたのですが、その杞憂は不要でした。エンジニア気質の私としては、データや事象に対する論理的でありながらも、人間心理への深い思考が交錯する筆致が非常に興味深い。 単なる事実の羅列ではなく、どうしてそう考えるのか、何に着目するのかという思考過程が丁寧に記されていることに感心します。重いテーマを扱いながらも、読んでいて不快感よりも「なるほど」という納得感が勝っているのは、著者の誠実さがあるからこそだと感じます。 ただし、内容の性質上、万人向けとは言い難い部分もあります。心理の闇に関心がある読者、あるいは人間の本質を考察したい方には特にお勧めできます。一読の価値があります。

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