みんなの感想
歴史の大きな転換期を舞台にしながら、料理という日常の営みを通じて人間関係の機微を描く、本当に好きなシリーズです。このお勝手のあん編も、相変わらず素敵でした。 おやすという女料理人を中心に、土方歳三など実在した人物たちが次々と登場するんですが、それぞれの再会シーンが本当にいい。当時の京都の情勢が背景にあるのに、紅屋という一軒の料理屋に集う人々の温かさが際立っていて、読んでいてほっこりしました。 印象的だったのは、政一という料理人への向き合い方と、おしげという女中頭の成長が重ねられていく部分。さりげないようでいて、紅屋という場所の未来を見つめるおやすの視点が素敵でした。そして終盤の豆づくしの注文という仕掛けも、人物描写とうまく絡み合っていて。 気軽に読める歴史冒険小説のようでいながら、実は登場人物たちへの向き合い方が深い。公務員の日常に疲れた時の、最高のリセット本になっています。シリーズ追い続けたい。
幕末という激動の時代の中で、一人の女料理人の日常を丁寧に描く――この大河シリーズの第十三弾は、本当に素敵な作品でした。 歴史小説というと、大きな事件や有名人物の活躍に焦点があたることがほとんどです。でもこの作品では、紅屋の台所で働くおやすを中心に、土方歳三や絵師・河鍋狂斎といった実在の人物たちが、あくまで脇役として登場する。その構成が新鮮で面白い。時代の激動が遠く聞こえる中で、料理を通じて人間関係が紡がれていく。 特に心惹かれたのは、登場人物たちが再会する場面の温かみです。戦乱の中で散り散りになった人々が、食卓を囲んで昔を思い出す。そうした瞬間の描写が本当に良い。公務員という身分柄、日常を大切にすることの重要性は身にしみて分かります。 謎めいた注文という伏線も気になりながら、ページをめくる手が止まりませんでした。通勤電車でちょこちょこ読むのに、ちょうどいいペースの物語運びも好印象。シリーズ通して読み続けたくなる、そんな一冊です。
最近登録された他の本の感想
2026年10月19日
ボランティアの活動をしていると、何かと心が疲れることもあります。そんな時に、この開運手帳を手にしてみました。ゲッターズ飯田さんの五星三心占いということで、少し興味を持ったのです。 正直申し上げますと、占いには懐疑的な方でしたが、この手帳は実用的で驚きました。毎日のスケジュール管理ができるのはもちろん、月ごとの運勢が丁寧に書かれており、それを参考にしながら日々を過ごすことで、気持ちが少し前向きになるのを感じます。 サイン本ということで、著者の思いが詰まっているのかもしれません。金の鳳凰座というのは、なかなか美しい装丁で、手帳を開く度に気分も上がります。 これからの一年を、この手帳と一緒に、大切に過ごしていきたいと思います。人生経験が長い者だからこそ、時には新しい視点を大事にすることも必要だと、この手帳が教えてくれた気がします。
ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し
読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。
ネタバレを表示しますか?
この感想には物語の内容に関するネタバレが含まれている可能性があります。
ブクマとは
読んだ本を、かんたんに記録できる
読書管理サービスです。
あなただけの本棚をつくる
気になる本を検索して簡単登録。絞り込みや並び替え、削除も簡単です。
ブックリストで分類・整理
「お気に入り」「気になる本」など、自由にブックリストを作成できます。
感想・評価・メモを残す
読んだときの気持ちや、心に残った言葉を自由に記録できます。
共有と発見の楽しみ
他のユーザーの本棚や感想から、新しい一冊に出会えます。
読書体験をシェア
自分の本の感想やブックリストをSNSでシェアすることもできます。
ブクログから本棚を移行
これまでブクログで管理していた読書記録を、ブクマへインポートできます。