ONE PIECE 53

ONE PIECE 53

尾田 栄一郎

出版社:集英社 出版年月日:2009/03/01

集英社 | 2009/03/01

4.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

マンガとはいえ、ここまで物語の転機を描き切る作品は稀だと感じた。53巻の時点で、主人公たちが経験する喪失感と絶望は、単なるエンタテイメントの枠を超えている。 通常、長期連載作品は娯楽性を保つため、登場人物たちの窮地も一時的な挫折に留められるものだ。しかし本作は異なる。仲間たちが次々と消えていく場面での主人公の無力感は、読み手にも静かな衝撃を与える。子どもたちが楽しむ作品として見ても、これは成長の物語として秀逸だ。 フリーランスという働き方をしていると、単独で進むことの大切さと辛さが身に沁みる。主人公たちが失い、再び立ち上がろうとする姿勢には、実際の人生における回復力の本質が描かれている気がしてならない。娯楽作品でありながら、人間ドラマとしての深さを備えている点が、この巻の最大の価値だと言えるだろう。物語は確実に新たな局面へと向かっている。

感想

ONE PIECE長く続いてる作品だから、どこから読んでも大丈夫かなって思って53巻を手に取ってみました。 正直なところ、重要な転換点になってるのはわかるんですけど、既に連載が進んでる状態で途中から読むとついていくのが大変というか…。キャラクターの背景とか関係性とか、前の巻で培われたものが大きく影響してるみたいで、この1冊だけだと完全には理解しきれませんでした。 ただ、漫画として見たときの画力とか表現力は相変わらず高いと思います。感情的なシーンの描き方とか迫力とか、さすが長く愛されてるだけのことはあるなって。 それでも「面白い!」って心から言えるところまでは達しなかった感じです。やっぱり1巻から順番に読むべき作品なんだろうな。慎重に選ぶ私としては、ストーリーの重要な部分だから、ここから読む人よりも1巻から読むほうをお勧めしたいです。既読者なら絶対楽しめると思いますが。

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