Wizardryのノベライズということで手に取ったんですが、思った以上に面白かった。迷宮探索ファンタジーとしての定石をきっちり抑えながらも、キャラクターの掘り下げがしっかりしてるのが良いですね。 前巻での戦いを経た主人公たちが、次なる脅威に立ち向かう展開は王道だけど、そこに新たな敵の不気味さが加わることで緊張感が保たれています。妖獣の正体とか、どんな能力を持ってるのかとか、そういうミステリー要素があるのが引き込まれるポイント。 キャラの会話とか立ち回りも好きで、バトルシーンもテンポ良く描かれてるので一気読みしちゃいました。RPG的な世界観の設定も分かりやすいし、ゲーム未プレイでも問題なく楽しめます。ただ、話が区切りのいい所で終わるけど、次巻への続きが気になって仕方ないという…(笑) 続きが気になるのは作品として成功ってことだと思うので、次も確実に読むつもり。冒険ファンタジー好きなら絶対おすすめです。
最近登録された他の本の感想
2026年09月10日
コナン好きなら絶対チェックすべき一冊だと思う。大倉崇裕による書き下ろしってだけで期待値が高かったけど、期待を裏切らない面白さだった。 何が良いかというと、アニメや漫画とは違う視点で物語が展開するところ。御手洗秀佳っていう新聞部の子がコナンを追い求めることで、読者も一緒に謎を追っていく感じが新鮮。爆発事件という派手な事件設定も引き込まれるし、それが過去の未解決事件と繋がっていくという構成は本当に上手い。 さすが本格ミステリの名手だなって感じられる丁寧な謎解きで、途中から「あ、これはこういうことか」みたいなピンときた瞬間がいくつもあった。その瞬間の快感はマジで最高。小説だからこそ表現できるコナンの心理描写もあって、普段のシリーズとはまた違う魅力があるんだよね。 若干ボリュームがあるので読むのに時間かかるけど、コナンのストーリーにしっかり没頭できて後悔なし。高専の勉強の息抜きにちょうど良い長さだったよ。
2026年09月09日
星新一ってショートショートの人って印象だったから、エッセイ集とは意外だった。でも読んでみたら、これがすごく面白くて一気に引き込まれちゃった。 SF作家本人が書いた、創作の裏側とか人間関係とか、そういう話ばっかりなんだけど、やっぱり才能のある人は違うなって感じ。江戸川乱歩とか小松左京とか、有名作家との付き合いの話も興味深いし、5000年後のタイムカプセルに何を入れるかとか、こういう視点の面白さってショートショートと通じるものがあるんだなって気づいた。 幼少期から晩年までを時間順で追えるから、一人の創作者がどう成長していったかも見えるのが良い。ユーモアたっぷりの文章だから、読んでて笑える場面もいっぱい。自分はまだ創作とか本気で考えてないけど、こういう創り手の思考回路って参考になるし、単純に読んでて楽しい。正直もっと有名になってもいい本だと思う。
2026年08月25日
86が話題になってるのを見かけて、ついに読んでみました。正直予想以上に面白かった。 無人兵器による戦争という設定だけでも興味引かれたんですけど、実は「存在しない第86区」という裏の真実が隠されてるっていう構成がヤバい。表向きの綺麗事と現実のギャップがこんなにも悲しいなんて…。主人公のシンと指揮官のレーナのやり取りも、遠く離れた二人が通信でつながってるというシーンの緊張感がすごく伝わってきます。 キャラたちが単なる兵士じゃなくて、それぞれちゃんと個性や思いを持ってるところも好きです。死地に向かう若い世代がどう向き合うのか、その覚悟みたいなものが伝わってくる。世界観の設定もしっかりしてて、ライトノベルだからといって侮れない完成度ですね。 続きが気になってしかたないです。次巻も読みたい。
2026年08月25日
法医学ミステリーってジャンルがあるのかっていうくらい新鮮で、一気読みしちゃいました。死体から真実を暴いていくっていう設定が、推理小説としてめっちゃ面白いです。 引きこもりとか家族の問題とか、現代日本の闇な部分を扱ってるのに、重くなりすぎないのがいい。法医学教授の光崎先生が遺体から細かい証拠を見つけていく過程が、謎解きゲームをやってるみたいで引き込まれます。最初は一つの事件かと思ってたのに、次々と浮かび上がる共通点…ここは実際に読んでのお楽しみですね。 高専で理系の勉強してるから、医学的な知識とか法医学的な考察みたいな部分も興味深く読めました。ミステリーとしての完成度も高いし、人間ドラマとしても深い。文庫本だから読みやすいし、この第5弾から始めても十分に楽しめました。続きも読みたくなるくらい面白かったです。
2026年08月22日
未館成の殺人、マジで面白かったです。孤島で連続殺人が起きるって設定だけで引き込まれるのに、途中から「え、ちょっと待って」ってなる展開が次々と出てくる。普通のミステリーと違って、犯人がなぜわざわざ殺人をするのかって疑問がずっと頭の中に残るんですよ。 高専の課題で忙しい時に読み始めたんだけど、一気読みしちゃいました。孤島×食料不足×殺人って絶望的な状況なのに、そこでなお人間の心理が複雑に絡み合ってる感じがすごい。新本格ってやつがこういうことなんだって初めて理解できた気がします。 ラストの真犯人の動機とかトリックとか、全部がパズルみたいにピタッとはまる快感は、ライトノベルとはまた違う面白さ。館ものの新しい形として、これはホントに傑作だと思う。ミステリー初心者にもおすすめできますよ。
2026年08月20日
千本桜シリーズの6巻目ということで期待して読んだんですけど、正直ちょっと微妙でした。 ストーリー自体は面白いんですよ。主人公が信頼を失って、でも決戦へ向かっていくっていう設定は熱くなれるはずなんです。でも読んでみると、キャラの心情描写がなんか浅く感じちゃって。未來がどうしてそこまで落ち込んでるのか、海斗たちは何を思ってるのか、もうちょっと深掘りしてほしかったなって思います。 あと5巻までの流れをすっきり覚えてないと、話についていくのが結構大変でした。前巻との繋がりとか、登場人物の関係図とか、もう少し丁寧に説明してくれると良かった。6巻から新しく読み始める人にはきついと思います。 イラストは相変わらず綺麗で、その部分は好きなんですけど…。シリーズ終盤だからこそ、もっとキャラクターたちの気持ちに寄り添った書き方をしてほしかったです。次巻に期待したいところですね。
2026年08月13日
図書館で見かけて、パッと手に取った一冊。乱歩賞と直木賞のW受賞って聞いたから、どんな話なのか気になって読んでみたんだけど、マジで面白かった。 バーテンダーの主人公が、テロに巻き込まれて思わぬ事件に関わっていくって設定だけでも惹きつけられるのに、話が進むにつれてどんどん謎が深くなっていく感じが最高。ヤクザとか過去とか、いろんな要素が絡み合ってるのに、なぜか混乱しないっていうのがスゴい。 正直、漫画やラノベばっかり読んでる自分にとっては、活字の量が多めだから最初は少し気が重かったけど、ストーリーに引き込まれちゃったら一気読みだった。登場人物たちの過去や秘密が明かされていく過程が、ミステリー好きにはたまらないと思う。 唯一、ちょっと複雑な部分もあるから、集中力を切らさずに読む必要があるけど、それさえ乗り越えたらめっちゃハマる。大人向けって感じだけど、高専生の俺でも充分楽しめた。オススメです。
2026年08月11日
「わたしの幸せな結婚」が面白かったから、この続編も読んでみました。期待通り、いや期待以上に良かったです! 前作で朝名が咲弥の家に来たところからの話なんですけど、この巻では朝名自身の葛藤がすごく丁寧に描かれていて、単なる恋愛ストーリーじゃないんだなって感じました。家族から守られるだけじゃなくて、自分で立ち向かおうとする姿勢が本当にカッコいい。咲弥との関係も深まってますし、二人の絆がより強くなるのが読んでいて気持ちいいです。 和風の設定も相変わらず魅力的で、帝都の雰囲気が頭の中に浮かんできます。人魚の血っていう特別な設定があるから、ファンタジー要素もあって退屈しません。ページをめくる手が止まりませんでした。続きが気になるので、次巻も絶対読みます。このシリーズ、本当にハマります。
2026年08月08日
本屋大賞受賞作ということで期待して読んでみたけど、正直なところ予想の範囲内という感じでした。 ストーリーの大筋は良くて、弟の死という重いテーマから始まるのに、料理を通じて人間関係が温かくなっていく展開は素直に良かった。家事代行サービスっていう日常的な舞台が新鮮だし、キャラたちがちゃんと丁寧に描かれてるなって思います。 ただ、個人的には展開が予想通りというか、ターニングポイントが見えやすくて、ページをめくる興奮みたいなものが薄かったんです。感動する場面もあるけど、ラノベのようなぐっと来る感じとか、漫画のようなドキドキ感がもう少しほしかった。料理の描写も丁寧だけど、もう少しテンポよく進んでくれたらなあって。 決して悪い本ではないんですよ。むしろ多くの人が共感できる、ほっこりした物語だと思います。ただ、僕の好みとしては「いいな」止まりな感じでした。落ち着いた気分で読みたいときにはぴったりかもしれません。
2026年08月07日
正直に言うと、これは本というより、ただのノートなんじゃないかって感じました。日付と曜日だけが印刷されていて、あとは真っ白。「世界に一冊だけの本」って謳い文句は確かに魅力的だし、2027年のために今から毎日つけるっていうコンセプトも悪くないと思うんですけど、ぶっちゃけ同じ値段なら普通の日記帳とか手帳買う方がマシな気がしました。 高専の勉強が忙しいから、日々の記録をつけるなら、もっと実用的な工夫がほしかったです。例えば時間軸があるとか、やることリスト機能があるとか。それか逆に、思い出を書き込むのに特化した素敵な装丁とか。今のままだと「自分で工夫して使ってね」って丸投げされた感じで、正直やる気が出ません。 2027年まで毎日続ける自信も正直ないし、もし途中で放置したら、それこそ後悔の本になりそう。期待してた分、ちょっと残念です。
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