殺戮の狂詩曲

殺戮の狂詩曲

中山 七里

出版社:講談社 出版年月日:2026/04/15

講談社 | 2026/04/15

4.50
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

ドラマで御子柴礼司にハマったから、原作も読んでみようと思って手にしたんですけど、正解でした。 この弁護士、本当にヤバいんですよ。犯人の無罪を勝ち取るために、法廷で次々と奇想天外な戦略を繰り出してくるんですけど、その頭の回転の速さと大胆さがマジで面白い。一見、ただの悪徳弁護士に見えるんだけど、その背景にある複雑な思いとか秘められた企みがあって、読み進めるたびに引き込まれていきます。 今回の事件も、介護施設での大量殺人という重いテーマなんですけど、重苦しくなりすぎずに、エンタメとしてちゃんと成立させているのがすごい。登場人物たちの心理描写もリアルで、特に犯人の狂気とか、検察との対立構図とか、手に汗握る緊迫感があります。 bunkoサイズだから気軽に読めるのも良いですね。漫画感覚でサクサク読めるのに、内容はしっかり濃い。ドラマと相補関係で楽しめるし、続きも絶対読みたくなります。悪役好きな人には特におすすめしたい一冊です。

感想

御子柴礼司シリーズの第6弾というので迷わず手に取りました。今回も期待を裏切らない面白さですね。 高級介護施設での大量殺人事件という、現代的で深刻なテーマを扱いながらも、主人公の悪徳弁護士・御子柴のキャラクターが立っているおかげで、ぐいぐい引き込まれます。酌量の余地のない被疑者の弁護を引き受けるという、一見すると矛盾した設定ですが、この男の胸に秘めた企みがどう展開していくのか、最後まで目が離せませんでした。 文庫本のコンパクトなサイズながら、登場人物の心理描写が丁寧で、単なるミステリーではなく人間ドラマとしても深い。正義と悪、法と倫理といった複雑なテーマが織り込まれているのに、読み始めたら止まりません。自営業で忙しい身ですが、寝る時間を削ってでも続きが気になってしまいました。ドラマ化されているというのも納得です。気軽に読める娯楽小説としても、考えさせられるエッセンスとしても秀逸な一冊。シリーズをまとめて揃えたくなりますね。

感想

ドラマの原作ということで手に取った一冊です。悪徳弁護士・御子柴礼司シリーズの6作目とのことですが、新規で読んでも充分楽しめました。 高級介護施設での大量殺人事件という設定は確かに衝撃的です。犯人を担当する弁護士が、いかにして無罪を勝ち取ろうとするのか、その知恵比べと心理戦の部分は面白く読めました。御子柴という主人公のキャラクター設定も独特で、善悪の境界線がぼやけた人物像が興味深い。 ただ、正直なところ可もなく不可もないという印象は残りますね。エンタメ小説として期待していた部分では及第点ですが、物語の深掘りや驚愕の展開という点では若干物足りなさを感じました。ページをめくる手が止まらなくなるほどの没入感までは至りませんでしたが、通勤時間に気軽に読む分には悪くない選択肢だと思います。シリーズ全体に興味が湧いたので、機会があれば他の作品も読んでみたいですね。

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