女たちのジハード

女たちのジハード

篠田 節子

出版社:集英社 出版年月日:2000/01/25

集英社 | 2000/01/25

4.00
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

直木賞受賞作という評判を聞いて手に取ったのですが、期待以上の面白さでした。保険会社という日常的な職場を舞台にしながら、そこで働く女性たちの人生模様が実に生き生きと描かれています。 結婚するか、仕事を続けるか、人生をどう切り盛りしていくか——これは私たちの世代が必死に考え、時には悩み、時には挫折してきた共通のテーマです。昭和から平成への転換期に、自分たちがどう生きるべきかを模索する女性たちの姿が胸に迫ります。 登場人物たちが決して完璧でなく、失敗したり後悔したりするところが素晴らしい。その中で必死に前に進もうとする力強さに、自分の人生と重ねながら読んでしまいました。自営業を続ける身としても、仕事と人生のバランスについて改めて考えさせられます。 現代的なテーマを扱いながらも、人間らしい温かみが感じられるのが この作品の魅力。今の時代だからこそ、多くの女性が共感できる一冊だと思います。

感想

保険会社で働く女性たちの人生模様を描いた一冊。直木賞受賞作ということで手に取ったのですが、思わず一気読みしてしまいました。 同じ職場にいながら、恋愛観も人生観も全く異なる女性キャラクターたちが、それぞれの「ジハード」と向き合う姿が本当にリアル。結婚、仕事、自分らしさ…現代女性が抱える悩みって、本当にこんな感じだなあと何度も頷きながら読みました。特に仕事で少し迷い始めた時期だったから、余計に響いたのかもしれません。 登場人物たちが完璧ではなく、試行錯誤しながら進んでいく様子が素敵。挫折や悔しさを感じながらも、それでも前に進もうとする姿勢に励まされます。40代の今だからこそ、こういう物語って心に沁みるんですね。 難しい理論書ではなく、気軽に読める文体もいいです。同世代の女性はもちろん、若い世代の女性にもぜひ読んでほしい一冊だと思いました。

感想

直木賞受賞作と聞いて手に取りましたが、期待以上の読み応えでした。 保険会社という職場を舞台に、異なるバックグラウンドを持つ女性たちのリアルな葛藤と成長が丁寧に描かれています。結婚、キャリア、生き方——同じ世代として共感できるテーマばかり。エンジニアとして仕事第一で来た自分にとって、それぞれが納得いく幸せを模索する姿勢がとても響きました。 素晴らしいのは、これが説教的ではないこと。各登場人物の選択を尊重しながら、人生に完璧な正解などないことを静かに示してくれます。読んでいて、自分の人生を改めて考えさせられました。文章も読みやすく、短編のような構成で各章が独立していながら全体で深みが増していく構成も秀逸です。 数年前に出版されたとのことですが、今読んでも古さを感じさせません。むしろ、現代を生きる女性なら誰しもが心に留めておくべき一冊だと思います。直木賞の選考委員たちの評価に納得です。

感想

直木賞受賞作ということで手に取ってみました。保険会社で働く女性たちの人生模様を描いた作品ですね。 結婚、仕事、生き方に揺れ動く女性たちの姿が丁寧に描かれていて、その真摯な態度は好感が持てます。特に異なるタイプの登場人物たちが、それぞれに悩み、挫折しながらも前に進もうとする様子には共感できるところもありました。 ただ、正直なところ、私のような年配の読者にはちょっと距離があるように感じました。現代のOLの世界という背景も、遠い話に映ってしまう部分があります。作品自体の完成度は高いのだと思うのですが、特に心を揺さぶられるほどの感動や、深く考えさせられるような仕掛けがあるかというと、そこまでではなかったというのが正直な感想です。 気軽に読む分には悪くない一冊ですが、万人向けかというと、やはり限定的な読者層向けなのかなと思います。

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