憂国のモリアーティ 22

憂国のモリアーティ 22

三好 輝 / コナン・ドイル

出版社:集英社 出版年月日:2026/03/04

集英社 | 2026/03/04

4.25
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

「憂国のモリアーティ」シリーズも22巻に到達した。これまでの伏線が一気に収束していく緊張感が素晴らしい。 今巻はヘルダーというキャラクターに焦点が当てられているが、その背景描写が実に丁寧だ。盲目の天才技師が、限定的な感覚の中でどのように世界を認識し、人間関係を築いていくのか──そうした心理描写にはエンジニアとしての私も共感する部分が多い。完璧な情報では判断できない状況で、どう戦略を立てるか、というテーマは職業を問わず興味深い。 ダーレムの"飴"という新たな脅威が提示されることで、物語の緊張度が一段階上がった印象。この先どのような展開になるのか、計算し尽くされたモリアーティの対応が見もの。設定の綻びや矛盾がなく、毎巻丹念に構築されている点が、このシリーズの大きな魅力だと思う。 マンガとしての映像表現も洗練されており、心理戦が画面上で分かりやすく表現されている。物語の厚みと視覚的な完成度の両立は、本当に稀有だ。次巻の展開が気になって仕方ない。

感想

「憂国のモリアーティ」シリーズを1巻から追い続けていたので、今巻も手に取りました。ヘルダーというキャラクターに焦点を当てた展開は、これまでのモリアーティ中心の物語から一転した視点の転換として興味深かったです。 ただ、正直なところ盛り上がりにやや欠ける印象は否めません。ヘルダーの過去と現在、そして彼が見出す「生きる意味」というテーマ自体は悪くないのですが、その描き方が少し淡白に感じてしまいました。キャラクターの内面に深く入り込む描写がもっとあれば、より引き込まれたはずです。 一方で、「飴」という謎の脅威の提示とそれに対するウィリアムの反応は、シリーズ全体の大きな転機を予感させます。ここからどう展開していくのかという期待感は残りました。 作画のクオリティは相変わらず高く、特にロンドンの風景描写は見ごたえがあります。ですが、全体的には次巻へのつなぎの巻という感じが強く、単体としての完成度はいまいちかなというのが率直な感想です。シリーズ追読者としては続きが気になりますが、この巻だけで評価すると、そこそこといったところでしょうか。

感想

憂国のモリアーティシリーズ、22巻も本当に面白かったです! 今巻はヘルダーという盲目の天才技師にスポットが当たるんですけど、彼の過去や心情の描写がめちゃくちゃ丁寧で、思わず引き込まれてしまいました。研究所という暗い場所から出て、少年との関わりの中で少しずつ変わっていく姿が本当に素敵です。 それと、ダーレムの残党がもたらす「飴」という脅威の正体が少しずつ明かされていくのが、すごくドキドキします。設定が凝っていて、作者さんの創造力ってすごいなって毎回感心します。 絵も相変わらずクオリティが高いし、シーンシーンの迫力がちゃんと伝わってくるのが好きです。背景とか心理描写とか細かいところまで丁寧に描かれているから、何度読んでも発見があります。 このシリーズは各キャラの掘り下げがしっかりしていて、長く続いても面白さが落ちないのがほんと推しポイント。次巻も絶対読みます。少し待つのが辛いけど、それくらい続きが気になるってことですね。推せる作品です。

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