大統領の陰謀〔新版〕

大統領の陰謀〔新版〕

ボブ・ウッドワード / カール・バーンスタイン / 常盤 新平

出版社:早川書房 出版年月日:2018/09/05

早川書房 | 2018/09/05

4.50
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

定年も近いこの歳になると、世の中の大事件がどうやって世間に明かされるのか、そういうところに興味が湧いてくるんですね。この本はニクソン大統領の不正を追う二人の記者の活動を描いたものですが、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。 何十年も前の事件とはいえ、今読んでも色褪せない緊迫感があります。二人の若き記者が、権力の壁に立ち向かいながら真実を求めていく過程が、じつに丁寧に描かれているんです。どうやって情報を集めて、誰を信頼するのか、そういった判断の連続が物語を通じて伝わってくる。 文庫版だから気軽に読める点も気に入っています。嘱託の仕事から帰ってから、少しずつ読み進めるのにちょうどいいボリューム感です。記者たちの地道な取材活動を追うなかで、自分も一緒に真実を探している感覚に陥ってしまう。そういう引き込まれ方が、いい本の証拠だと思います。ジャーナリズムの力を改めて感じさせてくれる一冊でした。

感想

ウォーターゲート事件を題材にした本作は、映画化もされた名作ということで前々から気になっていました。最近、ニュース報道に関する特集記事を読む機会があって、改めてこの本の重要性を感じ、手に取りました。 実際に読んでみると、本当に引き込まれる面白さです。二人の若き記者が、権力の中枢に立ち向かう様子が丹念に描かれており、一つの真実にたどり着くまでの執念と忍耐強さが伝わってきます。公務員として働いていると、組織の中での立場や判断の難しさを日々感じますが、この本を読むと、いかに情報の透明性と報道の自由が民主主義にとって重要かが痛感されます。 文章も読みやすく、単なるノンフィクションの枠を超えた緊迫感があります。ジャーナリズムの可能性と責任について改めて考えさせられる一冊。このような普遍的なテーマを扱った作品だからこそ、今改めて新版として出版される価値があるのだと思います。

感想

ウォーターゲート事件を題材にした古典的なジャーナリズム小説ですが、新版が出たということで思わず手に取ってみました。話題の本はやっぱりチェックしておきたいタイプなので(笑) 2人の若き記者が真実に迫っていくプロセスが本当に面白い。事件の全体像を知っている読者も多いと思いますが、それでも「次はどうなるの?」とページをめくる手が止まりませんでした。粘り強い取材と検証、情報源との関係構築——こういう泥臭い報道の世界が今こんなにも新鮮に感じられるのって、やはり現代の情報社会だからこそなのかもしれません。 50年近く前の作品とは思えないリアリティがあります。映画化もされているしで、この先も読み継がれていく価値のある一冊だと確信します。真実を追求することの大切さを改めて考えさせられました。ジャーナリズムに興味がある人はもちろん、歴史小説好きな人にもおすすめです。

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