司馬遼太郎全集 第6巻 燃えよ剣

司馬遼太郎全集 第6巻 燃えよ剣

司馬 遼太郎

出版社:文藝春秋 出版年月日:1971/09/22

文藝春秋 | 1971/09/22

4.33
本棚登録:8人

みんなの感想

感想

司馬遼太郎の代表作を改めて読み返して、その圧倒的な筆力に唸らされました。幕末の京都を舞台に、新選組副長・土方歳三の生涯を描いた本作は、歴史小説の傑作として語り継がれるだけの価値があります。 史実をベースにしながらも、登場人物たちの内面描写の深さと、時代の空気感をどこまでもリアルに再現する手腕は見事です。特に土方という人物の複雑な心情——武士としての誇りと現実的な判断力の葛藤、そして運命への抗い——が丁寧に綴られており、単なる歴史人物伝ではなく、一人の人間ドラマとして心に残ります。 400ページを超える長編ですが、ページをめくる手が止まりません。歴史に興味のある人はもちろん、人間の生きざまについて考えたい人にもお勧めできます。唯一、幕末の複雑な政治状況を完全に把握していないと若干わかりにくい部分があるため、星は四つとしました。それでも、日本文学を代表する一冊として、大人だからこそ味わえる作品だと感じます。

感想

正直なところ、歴史小説なんて自分には難しいかなって思ってたんですけど、この本は本当に引き込まれました。新撰組の土方歳三の人生を描いた作品なんですが、司馬遼太郎さんの筆力がすごくて、江戸末期という激動の時代が目の前で動いてるような感覚になります。 難しい歴史用語も出てくるし、最初はちょっと心配だったんですけど、読んでみたら思ったより入り込める。土方という一人の人間の葛藤や決断が、時代の流れの中でどう翻弄されていくのか、その描き方が本当に丁寧で素敵です。 何より驚いたのは、この本を読んだ後、歴史を違う角度から見たいって気持ちになったことです。今まで漫画とライトノベルばっかり読んでたから、こういう重厚な長編小説の魅力にはまるなんて自分でもびっくりしてます。 同じように「歴史小説って難しそう…」って思ってる人には、本当にオススメしたいです。司馬遼太郎、次も読んでみようって思わせてくれた一冊になりました。

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