そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された

瀬尾 まいこ

出版社:文藝春秋 出版年月日:2020/09/02

文藝春秋 | 2020/09/02

4.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

本屋大賞受賞作ということで期待値が高かったのですが、その期待を上回る素敵な作品でした。 血のつながらない家族との関係を丁寧に描いた作品として、正直なところ「本当にうまくいくのかな」という疑いながら読み始めたのですが、その懸念は杞憂に終わりました。主人公の優子が様々な大人たちに愛される過程が、けっして甘くなく、でも温かく描かれているんです。 フリーランスという仕事柄、家族関係の形や繋がり方について考えることが多い私だからこそ、この物語の描き方に心が揺さぶられました。優子が受け取ってきた愛情が、彼女自身の人生の選択にどう影響していくのかという部分が本当に秀逸です。 強いて言えば、登場人物が多いので序盤は少し整理しながら読む必要があります。でも、その投資に見合う深い充足感がある。フリーランスで時間に余裕がある今だからこそ、じっくり味わって読めた気がします。家族について考え直したい方には、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

感想

めっちゃ良かった!最初は「家族関係複雑そうだな」って思ってたんですけど、読み進めるにつれて引き込まれました。 主人公の優子が血の繋がらない親たちからどれだけ愛されてるか、そして自分自身がどう向き合うか、っていうのがほんとに丁寧に描かれてます。普通なら暗くなりそうなテーマなのに、全然そんなことなくて。むしろ温かいというか、読んでて気持ちがいい。 章ごとに視点が変わるのも工夫されてて、同じ出来事を別の角度から見ることで、より深く人物が理解できる感じ。特に親たちの気持ちがちゃんと伝わってくるのが良かった。 漫画ばっかり読んでた僕だけど、こういう本も悪くないなって思わされました。決して重くなくて、むしろスラスラ読める。家族ってなんだろうって改めて考えさせてくれる作品です。本屋大賞取った理由もわかる気がする。マジでおすすめ。

感想

本屋大賞受賞作ということで、つい手に取ってしまいました。複雑な家族関係を描いた作品ですね。 主人公の優子が血のつながらない親たちから受ける愛情の話なんですが、正直なところ、ここまで好評な理由がよくわかりませんでした。まあ、いい話ではあるんですよ。人生を通じていろんな家族の形に出会い、その中で愛されてきたという設定は悪くない。ただ、私のような年寄りには、ちょっと感動が足りないというか、心に響く何かが欲しかった気がします。 登場人物たちは皆いい人で、優しい世界が広がっているんですけど、それがかえって淡白に感じられてしまってね。もう少し人間関係のドロドロした部分があったり、葛藤が深かったりすると、より魅力的だったのかなと思います。 読みやすさは確かにいい。文庫本だし、サクサク読めます。家族について考えさせられたい人や、温かい気持ちで終わりたい人にはぴったりだと思いますね。ただ、私個人としては「可もなく不可もなし」といったところです。

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