魔女の体力 40歳、女性が体力をつけるべきとき

魔女の体力 40歳、女性が体力をつけるべきとき

イ・ヨンミ / 田中 千晴

出版社:世界文化社 出版年月日:2026/03/26

世界文化社 | 2026/03/26

4.12
本棚登録:29人

みんなの感想

感想

自営業をしていると、ついつい仕事に没頭して体を動かさなくなるんだよね。この本を手に取ったのは、そんな自分の生活に警鐘を鳴らされた気がしたからだ。 韓国の編集者による実体験エッセイなのだが、これがとても面白い。夜型で運動嫌いという自分と似たタイプの著者が、40歳で人生を変えるまでのプロセスが、ユーモアたっぷりに綴られている。机の前に座りっぱなしの辛さ、心身の疲弊…読んでいて「あ、これ自分のことだ」と何度も思わされた。 驚くのは、体力をつけることが単なる健康管理ではなく、人生全体の質を変えるということ。著者の視点が明るく、決して説教臭くないのが良い。笑える場面もあれば、ふっと深い思いに包まれる瞬間もある。 大げさじゃなく、この本は人生を少し変えるきっかけになるかもしれない。50代の今だからこそ、改めて自分の体と向き合う必要があると感じさせてくれた一冊だ。

感想

最近、新聞で『魔女の体力』という本が話題だと見かけたので、図書館で借りてみました。80歳の身としては、40歳から運動を始めるという話がどうも他人事とは思えなかったんです。 読んでみて驚きました。夜型で低体力な編集者が朝型運動好きに変わっていく経過が、実に生き生きと描かれている。著者のユーモラスで温かい文体が素晴らしい。仕事と生活に追われ、どん底の状況にあった彼女が運動を通じて人生を取り戻していく様子には、思わず引き込まれてしまいました。 退職後の身として、運動の大切さは充分に感じています。ただ、この本の素晴らしさは、単なる健康指南書ではなく、人生を再構築する物語として綴られているところです。体力をつけることが、いかに心の状態も変えていくのか。それが実に誠実に、そして時には笑いを交えて語られている。 韓国でベストセラーになった理由がよくわかります。老いた身にとっても、若い世代にとっても、何か大事なことを思い出させてくれる一冊です。

感想

新社会人になって、毎日デスクワークで疲弊している自分にぴったりだと思って手に取りました。正直、40歳の女性が主人公という時点で、自分との距離を感じていたんですけど、読んでみると意外と共感できる部分が多かったです。 著者が低体力から運動好きに変わっていくプロセスが、ユーモアたっぷりに描かれていて、読みやすいのは確か。「あ、この気持ちわかる」って思える瞬間がちょこちょこありました。特に、朝起きるのが辛い、運動とか面倒くさいという感覚は、夜型の自分と完全に重なります。 ただ、期待値が高かったせいもあるのか、何か物足りない感じが残ったんですよね。体力をつけることの大切さは伝わってくるんだけど、実際に「じゃあ明日から何をしよう」って行動に移すモチベーションがそこまで湧かなかった。エッセイとしての完成度は高いと思うんですが、自分みたいな20代男性にはちょっと刺さりきらなかったのかも。読んで損はないけど、すごくおすすめ!ってほどではないという感じです。

感想

机の前で一日中座りっぱなしという生活パターンに思い当たることが多く、手に取った一冊です。 正直なところ、40歳の女性編集者の運動習慣改革という題材は、自分とは異なる属性だからか、最初は少し距離を感じていました。しかし読み進めるうちに、その懸念は杞憂だったことに気づきました。著者のユーモアあふれる筆致と自虐的な語り口が、年代や性別の垣根を取り払わせるのです。 特に印象深かったのは、完璧な変身を目指すのではなく、小さな習慣の積み重ねで徐々に変わっていく過程の描き方。「朝型になる」「運動好きになる」という結果だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤と挫折が等身大で綴られているため、説教くさくならず、むしろ読んでいて応援したくなります。 会社員として仕事と生活に追われている身としては、完全な変身は難しいかもしれません。しかし、この本を読むことで、無理のない範囲で何かを始めることの価値を改めて感じることができました。体力エッセイとしての実用性と、人間らしい物語としての深さを兼ね備えた一冊。おすすめです。

感想

テレビでも取り上げられているということで、図書館で予約して読んでみました。正直なところ、タイトルの「魔女の体力」という表現に最初は惹かれませんでしたが、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。 著者が40歳で運動を始めるまでの葛藤や、その過程でどう変わっていくのかが、本当に正直に、ユーモアを交えて綴られています。働く女性の疲れ切った日常って、年代を問わず多くの人が共感できるんでしょうね。私も若い頃の長時間労働を思い出しながら読んでいました。 何がいいかというと、著者が完璧に変身したわけではなく、少しずつ、時には後戻りしながらも前に進もうとする姿勢が素敵だなと感じました。説教くさくなく、押し付けがましくない。むしろ、今のパート生活の中でも自分のペースで体を動かすことの大切さを教えてくれた気がします。韓国で話題になるのも納得です。 人生経験が豊かだからこそ、この本の価値がわかるのかもしれません。

感想

同じフリーランスの立場として、この本には興味を惹かれました。デスクワーク中心の生活で体力の低下を感じている自分自身と重ねてしまい、どきどきしながら読み進めました。 著者の変化の過程は確かに参考になります。無理なく少しずつ習慣を変えていくプロセスは、人生経験豊かな40代だからこそ共感できる部分が多い。ユーモアを交えた筆致も好感が持てました。 ただ、実際の内容としては、体力作りのメソッドについてはそこまで詳しく書き込まれていません。著者の個人的な経験談が主軸になっているため、「では自分は何から始めればいいのか」という具体的な指針を求めていると、少々物足りなさを感じるかもしれません。 体力づくりの科学的根拠や、より実践的なアドバイスがあれば、ビジネス書としての価値がもっと高まったと思います。励ましのメッセージとしてなら充分ですが、活動的な行動変化を促す一冊としてはやや力不足といったところでしょうか。

感想

話題沸騰中の韓国発ベストセラーということで、気になって手に取りました。正直、タイトルの「魔女の体力」って何?って感じだったんですが、読み始めたら一気読みしちゃいました。 著者は夜型で低体力、デスクワークばかりで身も心もすり減らしていた編集者。その人が40歳で運動を始めて人生が変わっていく...という話なんですが、これが本当に面白い。自分もスマホばっかりで体動かさない生活してるから、すごく刺さります。 何がいいって、説教的じゃないところ。「運動しなさい」って押し付けるんじゃなくて、著者のユーモラスで優しい文体で「あ、私も変われるかもな」って思わせてくれる。小さな習慣から始まって、少しずつ体と心が変わっていく過程が丁寧に描かれてるんです。 今の私も将来に向けて自分のことをちゃんと考える時期だから、すごく参考になりました。運動習慣がない人は特に読む価値あり。笑える部分も多いし、読み終わった後は行動したくなる一冊です。

感想

最近SNSでよく見かけていたので、気になって手に取ってみました。 机に向かう仕事が中心の公務員である自分にとって、この本は本当に響きました。著者が低体力から運動習慣を身につけていく過程が、ユーモアたっぷりに描かれていて、重たさを感じさせません。むしろ、笑いながら読み進めていました。 何より素敵だったのは、著者が完璧を目指さず、少しずつ変わっていく様子が自然に綴られていることです。「明日から頑張る!」という無理な決意ではなく、日常の中で無理なく習慣をつけていく現実的なアプローチが、読み手の心に優しく入ってきます。 40代での人生の転機についても書かれており、年を重ねることへの不安が、実は新しい可能性への扉だったというメッセージは、これからの自分にもとても励みになります。仕事と生活に追われる女性たちへ、この本は「今からでも遅くない、自分を大事にしよう」という温かなメッセージを投げかけています。話題になるのも納得の一冊でした。

感想

最近、新聞で話題になっているこの本をさっそく手に取ってみた。80を過ぎた身としては、40歳で体力作りに目覚めるという話がどう響くか興味があってね。 読んでみると、著者の韓国人編集者の経験談がじつに親身で、正直だ。机の前での座り仕事で体がなまり、心も疲弊していく様を綴った部分は、自営業を長くやってきた私にも痛いほど分かる。怠け者の夜型から朝型運動好きへと変わっていく過程を、ユーモアを交えながら描いているところが良い。説教的にならず、読み手に寄り添う文体である。 特に印象的なのは、著者が「どん底」から這い上がるきっかけが、特別な方法ではなく、ごく地道な運動だったという点だ。派手さはないが、そこに説得力がある。仕事と生活に追われながらも、小さな習慣の積み重ねが人を変えるんだということが、胸に落ちてくる。 80の私が読んでも、これからの人生で大切なことを改めて考えさせられた。重版を重ねるわけだ。

感想

デスク業務に縛られた日々の中で、このエッセイに出会えて本当に良かった。著者の夜型・低体力という属性は、私たちエンジニアと驚くほど重なっている。長時間座ったままのコード執筆、睡眠不足、運動習慣の欠如──そうした「仕方ない」と諦めていた状態から脱却する道筋が、ここには非常にリアルに描かれている。 何より素晴らしいのは、著者が無理な変身を目指していないことだ。完璧な朝型人間になることではなく、自分のペースで身体と向き合う過程が丁寧に綴られている。ユーモアを交えた文体は軽やかでありながら、40代女性が仕事と生活の狭間で直面する本質的な疲弊についても深く触れている。読んでいて「あ、これ自分だ」と何度も共感した。 特に評価したいのは、体力という物理的な課題が、心理的・精神的な充足へどうつながるのかを自然に示してくれる点。技術書のような客観的データはないが、その代わりに人間らしい変化の実感が濃密だ。34歳の今だからこそ、40代に向けた選択肢をもらえた気がする。働く女性全員に薦めたい一冊。

感想

自営業をやっていると、気づけば椅子に座りっぱなしで、体がなまってしまう。この本を手に取ったのは、そんな自分の状況とタイトルが妙にぴったり合致したからだ。 韓国の編集者である著者が、40歳で運動習慣を身につけるまでの経過をつづったエッセイなのだが、予想以上に面白かった。怠け者で夜型、低体力だった女性が、いかにして朝型の運動好きへと変わっていくのか。その過程がユーモアたっぷりに、かつしなやかな筆致で綴られている。 仕事に追われ、身心をすり減らしている状態から脱出する手段として「運動」を提示する視点が新鮮だ。劇的な変身物語ではなく、小さな習慣の積み重ねがもたらす変化を丁寧に描いている点が実に説得力がある。笑えるエピソードも多く、気軽に読み進められた。 自分もそろそろ体力作りに真摯に向き合うべき年齢なのだと、この本を読みながら考えさせられた。指南書ではなく、エッセイだからこそ、読者の心に素直に届く何かがあるのだと思う。

感想

フリーランスとして家で仕事をしていると、どうしても運動不足になってしまう。そんな自分を変えたくて手に取った一冊です。 著者が「怠け者の夜型低体力編集者」から変わっていく過程が、これ以上ないほど自分と重なって苦笑いが止まりませんでした。机の前に座りっぱなしで、疲れているのに夜更かし、朝は起きられない——その悪循環を誰より理解しているからこその語り口の温かさがあります。 何より素晴らしいのは、これが単なる「運動のすすめ」ではないということ。著者が40歳で運動を始めるに至った心身のどん底や、その過程で見つけた小さな変化の喜びが丁寧に描かれています。ユーモアと共感、そして時々はっとさせられる洞察が絶妙に混ざった文体は、さすがはプロの編集者だと感じさせました。 読み終わった直後、私も軽いストレッチから始めてみようという気になりました。押し付けがましくない、でも確実に背中を押してくれる——そういう良書は本当に貴重です。30代の今だからこそ響く内容でした。

感想

最近SNSで話題になってるって見かけて、つい手に取ってしまいました。正直なところ、体力本って堅苦しいイメージがあったんですが、これは全く違いました。 著者の「夜型低体力編集者が朝型運動好きに変わった」というストーリーが、本当に私たちの世代に響くんです。子育てと家事に追われ、自分の体のことなんて後回しにしてきた…そういう多くの女性の気持ちを、ユーモアを交えながら丁寧に綴っています。 何より素敵だなと思ったのは、著者が完璧を目指していないところ。無理なく、少しずつ変わっていく過程が描かれているから、40代で運動を始めるってこんなに自然なんだと気づかされました。読んでいてくすくす笑ったり、ハッとさせられたり。 40を過ぎて、体のこと、自分のメンテナンスのことを真剣に考える時間が増えた私たちにとって、この本は本当に良い相棒になるはずです。同年代の女性たちに、ぜひ読んでほしい一冊ですね。

感想

話題の韓国発ベストセラーということで、つい手に取ってしまいました。40代で体力作りに目覚めた女性編集者の実体験を綴ったエッセイということですが、読んでみると、なるほど多くの働く女性の心に響くポイントはありますね。 自営業の身としても、机に向かう時間が長く、運動不足は常々悩みの種です。著者がどん底から這い上がっていく過程は励まされますし、ユーモアを交えた文体も読みやすい。朝型へのシフトや小さな運動習慣の積み重ねについて、参考になることも多々あります。 ただ、正直なところ、期待と現実のギャップを感じました。実用的なノウハウというより、むしろ著者の個人的な変化の物語に重点が置かれているため、具体的な運動方法やプログラムを求めていた私にとっては少々物足りなく感じたのです。エッセイとしては味わい深いのですが、実践的なアドバイスを期待すると、その点は限定的かもしれません。 読んで損はありませんが、「これで人生が変わる!」というほどではないというのが正直な感想です。

感想

机の前に座ったままの時間が長い仕事をしている身としては、この本のテーマには強く惹かれた。著者が怠け者の夜型から朝型運動好きへと変わっていく過程が、ユーモアを交えて丁寧に綴られている点が秀逸だ。 特に印象的だったのは、体力の変化が単なる身体の改善ではなく、心の状態や人間関係にまで波及していく様子が自然に描かれていることだ。40歳での人生の転機という設定も、働く世代にとって他人事ではない。 ただし、この本を読むだけでは実は何も変わらない。重要なのは、著者の体験から受け取ったモチベーションをいかに自分の生活に落とし込むかという点だ。その意味で、気の進まないエンジニア志向の読者にとっては、行動へのハードルが高いかもしれない。 とはいえ、仕事と生活のバランスに悩む全ての働く人にとって、希望と勇気を与えてくれる一冊であることは確実だ。韓国で話題沸騰という背景にも納得できる。

感想

正直に言うと、最初はこの本を手に取るつもりなかったんですよ。だって40歳の女性の体力エッセイですよ。16歳の俺には関係ないだろって思ってました。でも図書館で見かけて、「どん底」とか「どんでん返し」っていう言葉に惹かれて読んでみたら、想像以上に面白かった。 著者が夜型で運動嫌いだった状態から朝型に変わっていく過程が、めっちゃ丁寧に描かれてるんです。大人向けの話だけど、すごく共感できる部分が多い。特に「やらなきゃ」っていうプレッシャーを感じながらも、少しずつ変わっていく様子とか、やってみたら意外と楽しくなっちゃったみたいな感じが、めっちゃリアルで。 文体も読みやすくて、ユーモアがあるから退屈しないし、むしろ笑える場面もたくさんあります。年代は違うけど、人生の中で何か変えたいと思ってる人とか、今の自分から脱却したいって思ってる人にはきっと響くと思う。年配の人だけじゃなく、高校生の俺にも届いた本ってのが、やっぱりいい本の証だと感じました。

感想

教員という職業柄、デスクワークが増えて運動不足が気になる身としては、このエッセイが心に響きました。著者の「夜型低体力」から「朝型運動好き」への変化の過程が、ユーモアを交えながら綴られているのが素晴らしい。何より40歳での人生の転換という設定が、同じ世代を生きる自分にも勇気をくれます。 机に座りっぱなしの辛さや、なかなか運動習慣が続かない葛藤は、働く大人なら誰もが共感できるはず。しかし単なる「運動のすすめ」ではなく、仕事と生活に疲弊していた著者の心身が少しずつ変わっていく物語として読めるところが良かった。重版が続くのも納得です。 文体も読みやすく親しみやすい。完璧なトレーニング本ではなく、一人の女性が試行錯誤しながら前に進む様子が見える。自分も「明日から何か始めようか」という気になれるような、そんな温かみのある一冊でした。

感想

座り仕事が多い公務員として、このタイトルに思わず手に取ってしまいました。夜型で低体力な編集者が40歳で運動を始めるという、なんだか自分の未来図を見ているような気がして(笑)。 実際に読んでみると、著者のユーモラスな文体で綴られた体験記は確かに読みやすく、ついつい引き込まれます。デスクワークに追われる日々の中で「あ、この気持ちわかる」という瞬間も多くて、親近感を覚えながら読み進められました。 ただ、正直なところ「体力をつけるべき理由」の部分は少し抽象的というか、実践的なトレーニング方法については詳しく書かれていないなという印象。モチベーションを高めるエッセイとしては良いのですが、実際に運動を始めたい人にはもう少し具体的なアドバイスが欲しかったところです。 心がふさぎ込んでいる時期に読むと、きっと励ましをもらえるんだろうなとは思います。ただ個人的には、もう一歩踏み込んだ内容があると、もっと響く本になったのではないかなと感じました。

感想

デスク仕事が多い自分にとって、このエッセイは刺激的でした。著者の変化の過程がすごく正直に描かれていて、読んでいてクスッと笑いながらも何か胸に響くものがある。夜型で低体力だった編集者が、40歳で運動習慣をつけることで人生が変わっていく話なんですが、これって別に運動本ではないんです。 むしろ、仕事と生活に押しつぶされそうになっている人間が、どうやって自分を取り戻すかという話として読めます。エンジニアの自分も同じようにパソコンの前に張り付きっぱなしなので、著者のそもそもの悩みや葛藤がすごく他人事じゃない。笑いあり涙ありのユーモラスな文体で書かれているから、重い話題なのに読みやすい。 何より素晴らしいのは、完璧な変身を目指すのではなく、少しずつの変化を肯定するスタンスです。明日から運動するぞ!みたいなモチベーションなしで、このエッセイを読むだけで何かやってみようかなという気になれる。気軽に読める良い一冊です。

感想

話題の韓国発ベストセラーということで、期待を持って手に取りました。40代女性へのメッセージというテーマも、同じ世代の管理職として共感できるはず——そう思っていたのですが、正直なところ、やや期待値との落差がありました。 著者の人生の転機となった運動習慣の話自体は興味深いのですが、エッセイとしての深掘りが物足りないのです。怠け者から朝型運動好きへの変化というドラマティックな転換は、もっと複雑な心理描写や社会的背景の考察があってもよかったのではないか。ユーモラスな文体は確かに読みやすいのですが、それゆえに表面的な印象論に終始してしまう感があります。 働く女性として、体力と仕事のバランスについて、もっと実質的で具体的なアドバイスを期待していました。自分たちの世代が直面している多様な課題——キャリア、家庭、健康——を、ただ「運動を始めましょう」という単純な解決策に帰結させるのは、やや安易ではないでしょうか。 確かに読みやすい本ですが、知的好奇心を満たすエッセイとしては、もう一段階の掘り下げが欲しかったというのが率直な感想です。

感想

フリーランスの仕事をしていると、どうしても不規則な生活になりがちだ。机に張り付いて納期に追われ、気づけば夜中、なんて日常茶飯事。この本を手にしたのは、そんな自分の怠惰さに対する一種の危機感からだった。 著者の「夜型で低体力」というポジションが、妙に他人事とは思えない。会社員時代とは違う自由度がある分、むしろ自己管理が重要なのに、つい後回しにしてしまう。その気持ちがよくわかるからこそ、この40代の編集者がどうやって変わっていったのか、素直に興味が湧いた。 読んでみると、説教臭さがなく、むしろユーモアを交えて自分の弱さと向き合う著者の姿勢が好感持てる。「運動を始めたら人生が変わった」というありきたりな話ではなく、小さな実践と試行錯誤が丁寧に綴られている。エッセイとしての質も高く、それが説得力を生んでいる。 完全に実践するかどうかは別として、自分のペースで少しずつ体力作りに向き合う必要性は感じた。同じ悩みを持つ中年男性にもおすすめできる一冊だ。

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