トマトリップ(2)

トマトリップ(2)

夏目みや

出版社:アルファポリス 出版年月日:2013/10/11

アルファポリス | 2013/10/11

3.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

トマト栽培という地味だけど意外とハマる設定のライトノベルの続編。前巻の「なんか異世界に飛ばされちゃったけど、まあトマト育てるか」という緩い雰囲気がそのまま続いていて、気楽に読めるのが良いですね。 主人公のリツキが相変わらずマイペースなのが面白い。王都という大事な目的地に向かうはずなのに、登場人物たちとの日常的なやり取りや、新しく出会うキャラたちとの関係構築の方が物語の中心になってる感じ。テンプレートなファンタジー展開を避けて、人間関係をコミカルに描く姿勢は好感が持てます。 王子とのやり取りも相変わらず微笑ましいし、新しく登場する訳ありな少年とおじさんのキャラクターも気になるところ。ストーリーとしては異世界脱出という大きな目標があるのに、それよりも日々の出来事が楽しく見えてしまう、そのバランスの取り方が上手だなと思いました。 次巻も気になります。素直に続きが読みたい一冊でした。

感想

第1巻を読んでいたので、続きが気になって手に取りました。 異世界でトマト栽培という地味だけど魅力的な設定は相変わらず。主人公・莉月のマイペースなキャラクターも好きですし、イケメン王子との掛け合いも割と楽しいです。ただ、第2巻では物語が少し散漫になってきた感じがするんですよね。王都に着いて新しいキャラクターが増えるんですが、彼らの絡みや背景設定が複雑になりすぎて、莉月の「帰りたい」という主軸がぼやけてしまった印象。 自営業で忙しい身としては、サクサク読める気軽なラノベを求めているので、ここまでくると設定の重さが少し邪魔になってきました。もっとシンプルに、莉月のトマト栽培と帰路への奮闘に焦点を当てた展開の方が読みやすかったかな。 それでも莉月というキャラクターへの愛着はあるし、次がどうなるかは気になります。第3巻があれば、また軽い気持ちで読んでみたいと思う—そんな可もなく不可もない感じです。

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