人生は期待ゼロがうまくいく

人生は期待ゼロがうまくいく

キム・ダスル / 岡崎 暢子

出版社:ダイヤモンド社 出版年月日:2025/11/13

ダイヤモンド社 | 2025/11/13

2.67
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

前作『人生は「気分」が10割』がそこそこ話題になっていたので、続編ということで手に取ってみた。期待値を下げることで人生を軽くしようという提案は、確かに一定の説得力がある。 正直なところ、内容は想像の範囲内だ。自分にも他人にも期待しない、人間関係は筋を大切にする、といった考え方は、人生経験を積んだ大人なら誰もが何度か思い至ることではないだろうか。53年生きてくると、こうした教訓的な言葉の数々がむしろ当たり前に感じられてしまう。 ただし、エッセイとしての文体は読みやすく、疲弊した日常の中での「ちょっと立ち止まる時間」を作るには向いているかもしれない。自営業という不確実性の高い人生を送っていると、実は期待値を持たないというのは実務的な知恵でもあることに気づく。 累計40万部を越える人気ぶりを考えると、世間的には響く内容なのだろう。ただ私個人としては、もっと踏み込んだ思想的な深掘りがあれば、より価値を感じたと思う。及第点は越えているが、特筆すべき発見はなかった。

感想

前作の『人生は「気分」が10割』が割と好きだったので、期待して手に取りました。「期待を手放す」というテーマは確かに魅力的で、日々家事育児に追われる身としては響く部分も多かったんです。 ただ、読み進めていくと、内容が前作とかなり重複している印象を受けてしまいました。同じような事例や考え方が繰り返し出てくるので、既に前作を読んでいる人には「あ、これ知ってる」という感じになってしまう。新しい気づきを期待していただけに、ちょっと残念でした。 エッセイとしての文体は相変わらず読みやすくて、疲れた日常の合間にサッと読めるのは良い点です。でも、「期待ゼロでうまくいく」という大きなテーマの割には、掘り下げが浅いというか、表面的な印象が否めません。もう少し具体的な事例や、実践的なアドバイスがあればな、と感じました。 気軽に読む分には悪くありませんが、続編を求める前に、もっと内容を深掘りしてほしかったというのが正直な感想です。

感想

前作『人生は「気分」が10割』の話題性に惹かれて、続編である本書を手にしてみました。教育現場で日々、生徒や保護者の期待と向き合う身としては、「期待しない」というテーマは確かに興味深い。 本書は、期待を手放すことで人生を軽やかにするための習慣をエッセイ形式で綴っています。自分にも他人にも期待しないという考え方は、一定の説得力があり、疲弊した現代人にはある種の救いになるのかもしれません。読みやすい文体で、通勤時間に気軽に読み進められるのは利点です。 ただ、正直なところ目新しさに欠ける印象は拭えません。すでに類似のテーマを扱った自己啓発本は多く、本書が特別な洞察を提供しているかといえば、微妙なところです。教員としての経験上、「期待しない」のは理想でも、現実の人間関係や組織運営ではそうもいかない場面が多々あります。その葛藤に対して、もう少し深掘りした議論があれば、より説得力を持ったのではないでしょうか。 話題作を確認しておきたい、という動機であれば価値がありますが、実生活への応用を期待すると物足りなく感じるかもしれません。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ