倫敦スコーンの謎

倫敦スコーンの謎

米澤穂信

出版社:東京創元社 出版年月日:2026/04/30

東京創元社 | 2026/04/30

3.67
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

話題になってたこのシリーズ、やっと手に取りました!文庫版が出たのはラッキーですね。 短編集という形式が本当に良くて、日常の中でサクッと読み進められるのが魅力的。小鳩君と小佐内さんのコンビの掛け合いがクセになります。小市民を目指すというキャラ設定がユニークで、彼がどうにもこうにも謎解きに巻き込まれていく様子が微笑ましい。 特に「桑港クッキーの謎」は、美術とビジネスが絡み合った複雑なテーマなのに、物語はスッと頭に入ってくる。謎解きの部分も牽強付会じゃなく、きちんと納得できる説得力があるんですよね。現代的な問題意識(盗作と創造性について)も含まれてるのが、今の時代だからこそ響く感じがします。 四編全部が同じクオリティじゃないにしても、このシリーズの世界観と登場人物の魅力で充分満足できました。次巻も絶対に読みたい。エッセイのような軽やかさと、ミステリとしての骨太さのバランスが絶妙です。

感想

仕事帰りにサクッと読める短編集として手に取ったんですが、思いのほかハマってしまいました。小鳩君と小佐内さんのコンビが織りなす謎解きの話なんですが、本格ミステリというより知的なエンタメ小説という感じで、気軽に読むのに最適です。 特に面白かったのは、美術作品を巡る謎の設定。盗作なのか敬意を込めた表現なのか、その境界線が実は曖昧だという部分が、現代的でリアル。エンジニアとして仕事をしていると、独創性と既存技術の組み合わせについて考えることが多いから、その点で余計に共感できたんだと思います。 文体も読みやすく、各編がコンパクトにまとまっているので、通勤時間や寝る前の一編という読み方も気軽にできます。正直、第一作品集は未読なんですが、このシリーズ自体をもっと掘り下げてみたくなりました。肩肘張らずに楽しめる、そういう読書の時間って大事ですよね。

感想

文庫本で気軽に読める推理短編集ということで手に取りました。小佐内さんという人物が謎を解いていく話なのですね。 美術作品の真贋に関わる不思議な事件を、主人公たちが力を合わせて解き明かしていく。設定は面白いと思いました。ただ、正直なところ、読み進めていると少し複雑で、ついていくのに集中力がいるなあという感じがしました。 もともと推理小説はあまり得意ではないのですが、このシリーズは第二作品集ということで、第一作を読んでいないせいかもしれません。キャラクターたちの関係性が既に出来上がっているんでしょうね。それでも独立した短編として楽しめるのはいいところです。 謎解きの過程は丁寧に描かれていますし、物語としては悪くないんです。ただ、心がぐっと掴まれるような何かが欲しかったような…。普通に面白い話、という印象に落ち着きました。気軽に読む分には十分ですが、特別に誰かに勧めたいほどではないかな、という感じです。

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