人魚が逃げた

人魚が逃げた

青山 美智子

出版社:PHP研究所 出版年月日:2024/11/14

PHP研究所 | 2024/11/14

5.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

この本、なかなか面白いですよ。銀座でSNSがざわつく「人魚が逃げた」という言葉から始まるなんて、現代的で興味をひきますね。何度も本屋大賞にノミネートされてるって聞いていたから、いつか読みたいと思ってたんです。 読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。謎めいた青年の言動をめぐって、いろんな立場の人たちの人生の転機が描かれるんですが、そのつながり方が実に自然で、それぞれのお話が心に染みる。12歳違う女性との恋、娘との関係、コレクターの執念…どれもが「あ、こういうこと、ありますよね」って思わせられる。 何より素敵だなって感じたのは、この本全体からにじみ出ている「人生ってそんなに悪くないじゃない」という温かさです。つらいことも、迷いも、喜びも全部含めて、人生ってそこまで悪くないんだって感じさせてくれる。パート仕事で毎日を過ごす身としても、ホッとできる一冊でした。

感想

本屋大賞の常連作家さんということで気になっていた作品。SNSのトレンドを入口に、複数の登場人物の人生が交差していく構成が本当に面白かったです。 銀座で「人魚が逃げた」という謎のつぶやきが拡散する、というこの設定だけで既に引き込まれるのに、その裏側で主婦や会社員、コレクターなど立場の異なる5人の人生の転機が同時に動いていく。それぞれが抱えている葛藤や迷いが、少しずつ繋がって大きな物語になっていく過程がたまりません。 特に共感したのは、日々の生活の中で何かを失い、何かを求めている登場人物たちの描かれ方。決して重くなりすぎず、むしろ温かみがあって、読んでいて「人生って案外悪くないかも」って思わせてくれます。主婦として、ついつい自分の人生を後回しにしてしまう部分も多いので、この本の主人公たちを通じて改めて考えさせられました。 今話題の作品を読むなら、この一冊は本当におすすめ。ぜひ手に取ってほしいです。

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