哲学的な何か、あと科学とか

哲学的な何か、あと科学とか

飲茶

出版社:二見書房 出版年月日:2017/04/03

二見書房 | 2017/04/03

3.33
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

哲学入門書として期待して読み始めたのですが、少し物足りなさが残りました。 著者が「哲学は面白い」と繰り返し主張する姿勢は理解できます。ただ、実際のページをめくってみると、その「面白さ」がどうも抽象的なままなんです。具体的な思想家や問題設定が浅く扱われていて、読んでいて心がつかまる瞬間が少ない。確かに読みやすい文体なのですが、それが逆に内容の深掘りを妨げているような印象も受けました。 新社会人として日々忙しい中で時間を割いて読む価値があるかと問われれば、正直微妙です。哲学への入口としてはもう少し骨太な議論か、あるいはもっと個性的な視点があればよかった。哲学の面白さを伝えたいという著者の想いは伝わってきますが、それを読者に実感させるまでには至っていないように感じます。 哲学初心者向けとしては無難な選択肢かもしれませんが、少なくとも評価の高い他の入門書と比べると、深さの点で及ばないというのが率直な感想です。

感想

話題の本ということで手に取ってみました。哲学入門書ですね。 著者の言う通り、哲学は実生活で役に立つものではありません。それでも面白いから学ぶ、という論理は、ある程度は分かります。80年も生きていると、そういう「役に立たないけれど心を豊かにするもの」の価値も理解できるようになるものです。 ただ、この本自体はどうか。文庫本で読みやすく、構成も工夫されているのは良い。しかし、哲学の面白さを伝えたいという意図は感じるものの、私のような年配の読者にとっては、やや説教的に映ってしまいました。 著者の情熱は伝わってくるのですが、もう少し深みがあってもよかったかな、というのが正直な感想です。若い世代には効果的かもしれませんが、人生経験が豊富な読者には物足りない印象を受けました。話題作として確認する価値はありますが、手放しでお勧めしにくい一冊です。

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